The joint research results Theme 3

テーマ3 木質バイオマスの総合利用

【サブテーマ1】
「木質系資源のエネルギー化」

 

  木質バイオマスのガス化発電の実用化を目標として、固定床ダウンドラフト式ガス化炉及び浮遊外熱式ガス化炉を用いた2種類の発電システムの研究開発を行った。前者では、タールの蓄積によるエンジン等の故障を避けるため、独自のガス浄化槽を考案・作成し、長期間の断続運転を可能とする20 kWの実大デモンストレーション機を完成させた。後者では、粉砕したスプルース材やスギ樹皮を、高温で水蒸気と反応させることにより、高カロリーで発電に適したガスが得られることを確認した。

テーマ3-1成果報告 (PDF/2,926KB)

 


木質バイオマスガス化発電の
デモンストレーション機



【サブテーマ2】
「水質浄化濾剤の実用化」

 

 アンモニア態窒素の吸着能を有する地元能代市(二ツ井)のゼオライトと、リンを吸着・固定する炭酸カルシウム及び有機汚濁物質の分解を行う微生物の住処(マイクロハビタット)を提供するスギ間伐材木炭片を球状に焼き固めた開発濾剤の水質浄化性能の評価を行った。モデル汚水を用いた室内試験や屋外浄化試験、また、市販のリン吸着材との比較を行った結果、開発した濾剤は高いリン除去性能を有すること、また、硫黄含有鉱物を用いることで硝酸態窒素の除去が可能であることが判明したことから、水質浄化濾剤と硫黄材との組み合わせにより、家庭雑排水中の窒素及びリンを低減する簡易な浄化システムを作ることができた。

テーマ3-2成果報告 (PDF/1,527KB)

 


開発した水質浄化濾剤